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2005-12-21

[]第6回磁性・統計力学談話会

http://spin.phys.s.u-tokyo.ac.jp/seminar/mag_stat_danwa.htmlより下記転載。

日時:12月21日(水)午後6時半より

場所:理学部1号館9階933号室

講演者:藤堂眞治先生(東京大学)

講演タイトル:強い空間的異方性をもつ量子反強磁性体のネール温度とユニバーサリティー

講演要旨:

次元の反強磁性ハイゼンベルグ模型は、熱ゆらぎのため絶対零度以外では長距離秩序を示さない。一方、現実の擬一次元/二次元物質では、弱い鎖間や面間相互作用が存在するため、有限温度で相転移が起こりうる。このような系の相転移については、これまでは主として鎖間/面間の弱い相互作用の効果を平均場的に取り入れる近似のもとで解析が行なわれてきた。今回、我々はモンテカルロ法を用いて、強い空間的異方性(相互作用比~1/1000)をもつ量子反強磁性ハイゼンベルグ模型のネール温度を精度よく評価した。その結果、鎖間/面間相互作用の弱い極限においても平均場的アプローチは正しい結果を与えないことが明かとなった。本講演では、新たに見つかったネール温度と帯磁率との間の(スピンの大きさに依存しない)ユニバーサルな関係式、またその結果の解釈などについて議論したい。

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